個人向けから法人向けへ。ターゲットを変えるリブランディングの支援。

Client: Wellness Create(ナマステデザインラボ)
Industry: ヨガ・ピラティス業界特化のデザインチーム
Period: 2026年1月〜2026年2月
Tags: リブランディングパック / ブランド戦略・コンセプト設計 / ホームページ制作 /
背景
「ナマステデザインラボ」は、ヨガ・ピラティス業界に特化したデザイン制作チームとして、個人スタジオオーナーへの支援を中心に実績を積んできました。
「今後は法人向けに拡大していきたい」ということでリブランディングのご相談をいただきました。
サービスの質には自信がある。でも、今の見せ方のままでは法人の担当者に刺さらない。
何をどう変えればいいのか、整理をしていく必要がありました。
課題
話を整理していくなかで、課題は「見た目」よりも先にある部分にありました。
① ターゲットが曖昧だった
「法人向け」といっても、個人経営のスタジオから多店舗展開する企業まで幅が広く、誰に向けて発信するかが定まっていませんでした。
② 強みが伝わる言葉になっていなかった
制作のクオリティや業界への深い理解という強みは十分あるのに、それが「法人が求めていること」と結びついた言葉になっていませんでした。
ポイント: ロゴやサイトのデザインを新しくする前に、まず「誰に、何を、どう伝えるか」を決める
アプローチ
STEP 01|市場と競合を整理する
- ヨガ・ピラティス業界がどう変化しているかをリサーチ
- 競合10社の見せ方・強み・ポジションを分析
- その結果、「業界に深く特化しながら、戦略から制作・運用まで一貫して支援できる存在」がほとんどいないという空白地帯が見えてきた

STEP 02|ターゲットを絞り込む
- 「多店舗化を目指す成長期のヨガ・ピラティス法人」に対象を一本化
- その担当者(代表・マーケ担当・事業開発責任者)が何に困っていて、何を求めているかを言語化

STEP 03|コンセプトを定める
- ブランドコンセプト:「法人スタジオの成長を再現可能に支えるパートナー」
- 提供価値を「制作支援」から「戦略パートナー」へと再定義

STEP 04|戦略を決める
今回はチームの形を変えるのではなく、新しいチームを立ち上げることに決定。
- 個人向けの「ナマステデザインラボ」はそのまま存続
- 法人向けに特化した新チーム「Wellness Create」として分離立ち上げ
ポイント: 同じチームで両方を兼ねようとすると、どちらにも中途半端な印象になります。ターゲットが違うなら、見せ方も分けるという判断です。
対応したこと
- 市場リサーチ・競合分析
- ターゲット設計・ペルソナ整理
- コンセプト策定・ブランド戦略の立案
- 新チーム「Wellness Create」の立ち上げ支援・体制設計
- ロゴ制作ディレクション
- ホームページ設計・制作
- Instagramアカウント立ち上げ支援
ホームページ
戦略が固まったあと、ホームページの設計・制作を担当しました。

設計で意識したこと
① ターゲットである法人の担当者が開いたとき、「自分たちのことを理解しているチームだ」と感じてもらえる構成にする
② 業界の課題や法人が直面する悩みを具体的に言語化し、それに対するアプローチが自然と伝わる流れを組み立てる
③ 問い合わせまでの心理的なハードルを下げるトーンに仕上げる
ポイント: コンセプト設計の段階で「誰に、何を、どう伝えるか」がすでに言語化されていたため、サイトの構成や文章に迷いが生まれませんでした。戦略を先に決めておくことが、制作をスムーズにする一番の近道です。

デザインで意識したこと
ターゲットは、複数のスタジオを運営・拡大している法人の経営者や担当者なので、「信頼できる相手かどうか」を瞬時に判断する目を持っています。
そのため、ピラティス業界の洗練された世界観に合わせ、グレーを基調に余白を広くとったデザインを選択しました。情報量が多くなりすぎないよう視線の流れを整理し、シンプルで落ち着いた印象の中に信頼感が滲むよう仕上げています。フォントや余白のバランスにもこだわり、トレンドに左右されない、長く使える普遍的なデザインを意識して制作しました。
成果
リブランディング完了から約4ヶ月後に、以下の成果が出始めました。
- フォロワー55名だったInstagramアカウントに、フォロワー5.3万人のインフルエンサーから直接問い合わせが届いた
- ターゲットを「ピラティススタジオ経営者」に絞り込んだことで、発信の内容が明確になり、まさに求めていた層に届いた
- その後、Instagram運用・ホームページ改修・経営コンサルへと受注が広がり、継続的にまるっと任せていただける関係へと発展
クライアントさまより
リブランディング完了から約4ヶ月後、上記の成果を踏まえ、代表の竹田様から「ピラティススタジオを伸ばしたいと思っている経営者に絞り絞ったターゲット設定と、一緒に考えたリブランディングの内容がとても刺さったのだと思います!」とコメントをいただきました。
ターゲットを明確にし、その人たちに届く見せ方を整えること。今回の事例は、そのアプローチが機能した一例です。

